山で生まれた猟犬
柴犬は、低い木が茂る日本の山で、鳥や小さな獣を狩るために育てられてきました。柴犬のような犬は何百年も前から日本で暮らしており、国内でもっとも古い犬種のひとつです。
名前の由来
「犬(いぬ)」はそのまま犬のこと。「柴」の由来には、主に二つの説があります。ひとつは、狩りをした雑木の茂み「柴」で、秋に赤く色づく柴が毛色に似ていたから。もうひとつは、古い方言で「しば」が小さいという意味だったから。どちらの説でも、この犬にぴったりの名前です。
戦後に救われた犬種
柴犬は1936年に国の天然記念物に指定されました。しかし第二次世界大戦中から戦後にかけて、食糧不足とジステンパーの流行で、ほとんどいなくなってしまいます。生き残ったわずかな犬、おもに信州・美濃・山陰の三つの系統から犬種が立て直され、今の柴犬はその子孫です。
柴犬との暮らし
柴犬は、きれい好きで自立心が強く、用心深い犬として知られています。猫のように自分で毛づくろいをする子も多く、大好きな家族とも少し距離をとることがよくあります。毛色は赤・黒・胡麻があり、多くの人が思い浮かべるのは赤柴です。
飼い主の間でおなじみなのが「シバスクリーム」。思いどおりにならないとき、大げさな声で叫ぶ柴犬もいます。
柴犬好きのためのTシャツ
柴犬のまわりの波は「青海波」。どこまでも続く穏やかな波に、平穏な暮らしがずっと続くようにという願いが込められた、日本の伝統の文様です。

